マーブル色の太陽


「ご迷惑をおかけしました。本来なら親も来るべきですが、すみません」

「ああ……」


やはり、予想通りに終わる。

これで担任との会話は終了だ。

普通なら、ここで「もう、大丈夫か?」など聞いたりするのかもしれない。

だけど、この担任に限って、そういうことは無い。

僕がそう考え、一礼して職員室の扉を閉めかけた時だった。