いつからだろう。

僕が坂木たちにイジメられるようになったのは。

それまでは仲がいいとまではいかないものの、比較的、友好な関係を築けていたはずだ。

それが、夏休みが終わり、2学期が始まった頃から僕に対する態度はよそよそしいものになり、いつしか、『ハブ』られたり、上履きを隠されたり、机に、とても親には言えないような言葉を、油性マジックで書かれる様になった。