「これにしろよ。」 「へ?」 そう言って淡い水色でひまわり柄の浴衣を差し出した。 「いいじゃんそれ!先輩センスいい~!」 「ありがとう。これにする!」 「顔ニヤケてる」 紫音が私にしか聞こえない声で言った。 だって嬉しかったんだから仕方ないじゃん。