俺はベットから下りてソファーへ向かった。 ………ベットじゃ寝れる気しねーし。 その夜は、触れられる距離にいるのに触れられない……もどかしい気持ちで過ごした。 「───…や、冬哉!」 身体を強く揺さ振られて、朝になったことに気付いた。 薄ら目を開けてみれば、すぐそばに侑梨がいた。 素直に起きてやんのもつまんねーな…… なんて考えながら、また寝たふりを始めた。