私が今掃除している部屋──つまり私の隣の部屋に、 冬哉が住むことになった。 すでに私物などは送られていて、 今日から冬哉はこの部屋で暮らすんだ。 「───…よしっ!綺麗になった!」 メイドさん達がやると言ってくれたけど、冬哉の部屋は私が掃除したかったんだ。 冬哉は1度、この部屋に泊まったことがあるから、なおさら綺麗にしておかなくちゃ。