「そんなの……聞いてない…っ」 目を丸くして俺を見てくる侑梨。 聞いてないのは、あたりまえだろ? 愛梨さんが話してないって言ってたし……それに。 「サプライズ、ってとこだな」 卒業式の日に言ったら侑梨が喜んでくれるかな、って。 そう思って──… 「うぅー冬哉のバカ……っ」 なのに……侑梨は瞳を潤ませたかと思ったら俯いてしまった。