「んー…じゃ、まず立って」


ベンチに座ったままだったら、弁当の中身をぶちまけるかもしんねぇしな。



「近いよ~…///」

侑梨はそう文句を言いながら、ベンチから立ち上がった。



───タンッ


──…その直後、侑梨を壁に追い詰めた。



侑梨の顔の隣に片手をついて、

もう片方で侑梨の顎を上げる。