あいつに彼女ができました。



「でね!……が、……で!って、桜ぁー?聞いてるのー?」


「ん?なんだって?」


愛の声が、聞き取りずらい。
頭に入ってこない。
何か、胸騒ぎがする。
気のせいだといいんだけど……。


「それで、優大君がすいか割りに来ないか?っていうから!」


ガタッ


思わず立ち上がってしまった。

すいか割りは、前々からゆうと私と家族でまだ春なのにしようと決めていた。
基本、私の親はバカだから。
でも、とてもうれしかった。
ゆうと、一緒にいれるから。


「どしたの、桜?ね、行ってもいいかな?」


ホントは来てほしくない。
でも、そんなこという資格はない。
あくまで、私は幼なじみなんだから。


「いいよー!来なよー?絶対楽しーよ!」