「…ハァ」 オレは先程の『コイツ』のため息を真似てみる。そして告げる。 「………こーいうことだよ」 「!」 オレは、今日『コイツ』に会ったときからずっと握りしめていたものを『ソイツ』にむける。 自分に向けられたものを見て、『ソイツ』は酷く驚いた顔をした。 「お前…!?」