「忘れるところだった」 テーブルに置いてあった包装されている小さな箱を手にわたしは家を出た。 お隣さんに挨拶しなきゃね。 笑顔で礼儀正しく!第一印象は大切だよね! チャイムを鳴らしてドアの前で人が出てくるのを待つ。 深呼吸。深呼吸しとこう。 あー、なんかすごく緊張! 隣に引越してきました及川と申します。……うんうん。これで大丈夫かな? ガチャっとゆっくり開いたドアに顔をあげて 用意していた言葉を口にしようとした、が…… 「えっ、大上くん!?」