【完】隣の家のオオカミさん




キラキラと輝くイルミネーションも定番のクリスマスソングもすべて邪魔に思えた。


季節はもう冬。
コートなしでは出歩けなくなった。


初雪はまだ。
もしかしたらホワイトクリスマスになるかもしれない、ってテレビで見たっけな。


なんてロマンチックなんだろう。
いいなぁ、クリスマス。


一緒に過ごす人がいないクリスマスをこんなにも寂しいと感じたのは初めてだった。


高校生の時なんて友達と過ごしてればそれで楽しいって思ってたもん。



「ねえねえ、日向子ちゃん。クリスマス暇だよね?」


「……洸汰さん。なんでそんなに楽しそうなんですか」