【完】隣の家のオオカミさん


自動販売機で買った飲み物とおにぎり一個をお昼ご飯とした。

あまりお腹すいてないしこれで足りる。


ふぅと小さく息を吐きだし顔をあげて空を眺めた。
一面雲で覆われている。


青空が見たいのに。



「ひーなこちゃん」



突然視界が誰かの手によって遮られた。
ひんやりとした手の感触。


持っていたペットボトルが手から滑り落ちた。



「っだ、誰ですか……?」



その手を掴んではがすと目の前には人の顔が。

近すぎてぼやける。
けど、この声……



「桜田洸汰ですよー」