貴方と私

部活の体験入部が始まった。

私は親にすすめられてソフトボールの体験入部した。

でも、自分がやりたかったことじゃなかった。そもそも才能があったのはしってた。親が中学生のときにやっていて、時々キャッチボールとかをやっていたからだ。

私は何とか親を説得させた。

私はソフトボールじゃない、ソフトテニスをやりたい。

親は認めてくれた。

私はソフトテニスの体験入部をしないまま入部した。

新しい友達、先輩、先生。

そんなある日、私は近くの公園に行った。

新しい友達、嬉季（きき）がいた。

嬉季には彼氏がいた。

高木遼空。

私はいろいろ高木くんの相談にのっていた。

どんな子、性格、好きなもの、ほとんどを知っていた。

ただ、私は嬉季が少し嫌いだった。

見た目はともかく、中身が嫌いだった。

高木くんのことを好きなのはわかってる、でも、それを自慢げに言ってくることや、高木くんの性格に悪口を言うのがなにより嫌だった。