案の定、それからすぐに1人の人が私のことを訪ねてきた。 「篠崎葵さんですね? 私、長谷川亮介の事務所のものですが……」 思ったより長く一緒にいられたね、りょう……。 私に笑顔をありがとう。 今度はあなたが笑顔でいられるように、遠くから見守っているから。 あなたはもっと輝ける。 だから 「お世話に、なりました。………ばいばい、私の大切な人」 こうして、私は恋人を諦めた。