チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「しかも……もしかして、城北女子?」


虎ちゃんはあたしに聞かずに、弥生ちゃんに視線を向けて聞いている。


弥生ちゃんは虎ちゃんにビビってるのか、固まったままぎこちない動きで首を縦に振った。


「へ~え。おもしろい……」


虎ちゃんは満足そうに笑うと、あたしの胸ぐらを掴んでいた手をそっと離した。


え、なにがおもしろいの?


「虎……ちゃん?」


「さっき俺に刃向ったこと、許してやる。その代わり、お前の妹紹介しろよ」







え。


「ええええええぇぇぇーーーーっ!!」