チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

あたしが欲しいものを全部持っていて、やりたい放題だって思っていた嵐にも、そんな感情があったんだ?



ちょっとびっくりした。



そう言ってきた虎ちゃんが、ストローを咥えたままあたしに向けてプラプラと揺らしている。



っていうか、それ汚いから。



「虎ちゃん、ジュース飛んできたって」



「ハハ、悪いな。誰か俺と一緒にジュース飲みたい人~」



…はぁ?






虎ちゃんは自分のコップを掲げて、そんなことを言いだした。