チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

弥生ちゃんは、なんだか申し訳なさそうにただ俯くだけだった。


「顎で指すなよ」



「お前があの女にいくなら、俺は誰を落とそうかな~。おっ!俺、コッチの席だ」



……へっ!?


虎ちゃんが弥生ちゃんの隣を指す。








「ちょっ……と待った。なんで、そっち?」



「オール、シャッフル!」



さっきまでは男の子が横一列で、その正面に女の子が座ってたんだけど。



気がつけば、弥生ちゃんはあたしから離れた席に座り、あたしの正面にはクラスの女の子。


そして、隣に大塚さんという……とっても居心地の悪い席になってしまった。