チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「ありがとう……荻高って、ヤンキーの巣窟だと思ってたけど……嵐くんみたいに優しい男の子もいるんだね」


よかった。


弥生ちゃんにやっと笑顔が戻ってきた。


「今日は、乙葉は?」


「それが……」







弥生ちゃんに話を聞いて腰を抜かしそうになった。


「乙葉ちゃん、大丈夫かな」


「うーん…多分ね。体だけは頑丈なはずだから」


いつもギリギリに登校する嵐。


あたしの格好をしていていも、当然遅刻。


ウチの学校は、遅刻したら絶対に学校に入れてもらえない。


それなのに……。