チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「え、そう!?」


あたし的には、顔の造りはそっくりだって思ってたんだけど。


「乙葉ちゃんは、もっと女の子らしい顔してるもん。こんなにキツい顔してない……って、あっ……ゴメンなさい。あたし、ヒドイこと言ったかも」


弥生ちゃん、あたしのことそんな風に思ってくれてたなんて!


やっぱり大好きだよ~~!!


思わず弥生ちゃんの手をギュッと握ってしまう。





「ありがとう!!乙葉も喜ぶと思う。今日は、過激なメンバーが多いから…俺がずっと側にいてやろうか?」


「えっ……ホントに!?」


我ながら、なんて嵐になりきってるんだろうって感心してしまう。


合コンだって、このまま逃げたっていいって思ってた。


だけど、こんなに不安そうな弥生ちゃんを見ていたら、放っておけなくなった。