チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「気が向いたら、荻高に行くね…」



「わかった」



まぶたの上に軽くキスをされる。



「きゃっ…」



不意打ちで、ビックリした。



「もぉ、子供は寝る時間だろ。早く帰って寝ろよ?」



「なにそれ……あたし、子供じゃないよ」



「だな。俺が大人の女にしてやったし」



満足そうな虎ちゃんの頭を、軽く叩いた。



「もぉっ!!その言い方がヤダ」



「だってホントのことだし?照れんなよ」



更にギューッと抱きしめられ、もう逃げられない。



まぁ、あたしも……逃げようなんて思わないけどね?