チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「そーいう人工的な匂いじゃなくて。フェロモン?俺を惹き寄せる、い~匂い」



なんかそういう言い方されると、恥ずかしい……。



「そ……そんな匂いするわけないし」



「すんだよ。俺にしかわからない。目ぇつぶってたって、乙葉だってわかる。だから…余計な心配すんなよ」



「うん……」



虎ちゃんの腕にギュッと閉じ込められて、あたしの心拍数が一気に跳ねあがる。









「そんなに俺に会いたかった?」



「そっ……そうじゃないよ。虎ちゃんが嵐を呼びだすから、心配になって」



「ハハッ、そーなんだ?」



「うん…」