チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「ったく。そこまでして、俺に会いたかった?ホントお前は素直じゃないな……」



虎ちゃんに抱きよせられ、全てを把握した。



「虎ちゃん……」



「乙葉だろ?わかってるから……」



「ううっ……気づいててあんなこと言ったんだ。

あたし、ホントに虎ちゃんが嵐のこと好きなんじゃないかって……心配で」



「はぁ?なわけねぇじゃん。なにを心配するかなー……。ってか、嵐と乙葉…似てるけど、俺からしたら全然違うから」



「ホントに……?」



「あぁ。乙葉からは…いー匂いするし」



そう言って、虎ちゃんはあたしの肩越しに鼻をすり寄せる。



「えっ!?あたしなにもつけてないよ!?」



いい匂いがするっていえば、虎ちゃんこそ……。