チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「虎ちゃん!!」


え!?


少し離れた場所から、嵐の声が響いた。


ハッと顔を上げると、あたしを抱きしめているのは虎ちゃんだった。



「嵐~。逃げてんじゃねぇよ。ヤンキーの名門校、荻高の名前に泥塗る気かよ」



ヤンキーの名門校って!



全然威張れることじゃないんだけど…。



だけど、虎ちゃんが来てくれてすごくホッとしているあたしがいる。



今まで切羽詰まっていた嵐も、なんだか嬉しそう。







「だって、そいつ強すぎて…」


「言い訳すんな」


虎ちゃんに叱られ、嵐はシュンと肩をすくめている。