「ウソじゃない……。いっつも女に間違えられて。俺は男なのに……すごくそれが嫌だった。全部、乙葉のせいだって決めつけてた」
「そんな……。嵐は小学校でもモテてたよね!?誰も嵐のこと女の子だなんて言わなかったよ?」
「お前が知らないところでは、そうだった」
虎ちゃんに聞いて、嵐は女顔がコンプレックスだってことを最近知ったけど、そこまで思い詰めてたなんて……。
あたし、全然気づかなかった。
あたしは、ずっと嵐がうらやましくて。
イジワルされても、気付かないっていうか。
きっと嵐はあたしとは別次元の人で、双子なのにどうして神様はこんなにふたりに差をつけたんだろうって、ずっと思ってた。
近づこうと思っても、近づけない。
あたしにとって、嵐は憧れの存在だったのに。
「そんな……。嵐は小学校でもモテてたよね!?誰も嵐のこと女の子だなんて言わなかったよ?」
「お前が知らないところでは、そうだった」
虎ちゃんに聞いて、嵐は女顔がコンプレックスだってことを最近知ったけど、そこまで思い詰めてたなんて……。
あたし、全然気づかなかった。
あたしは、ずっと嵐がうらやましくて。
イジワルされても、気付かないっていうか。
きっと嵐はあたしとは別次元の人で、双子なのにどうして神様はこんなにふたりに差をつけたんだろうって、ずっと思ってた。
近づこうと思っても、近づけない。
あたしにとって、嵐は憧れの存在だったのに。


