チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「逃げるって…そんな、アンタ置いて逃げれるわけないでしょ!?」


嵐は確かにムカつくけど、こんなでも一応お兄ちゃんだし。



「今まで乙葉にヒドいことばっかしてきたのに……。

俺、乙葉と同じ顔ってことが許せなかった。だから、小さいときからお前のことイジメてたんだ」



「……え」



「お前が怖がるようなことばっかりわざとして、恐怖心を植えつけた。同じ中学に来ないように、わざと周りに乙葉を嫌いになるように仕向けた」



ウソ……。



あたしが人と話すと緊張するようになったのって、嵐のせいだったの?



そういわれてみれば、小学校の子と同じ中学に行くのが嫌だから、あたしは中学受験をしたんだった。



「ウソ……嵐、そんなのウソだよね?」