「そんなカッコいーもんじゃねぇけどな?とりあえず、あの女に気のある素振りしたのは事実だし。

そーいうの全部ひっくるめて、乙葉は俺を拒否してんだろ?」


「まぁ…それはあるかも。チャラ男は信じられないって思ってるみたいだしね」


「やっぱな~。嵐、お前からもよく言っといてくれよな。俺が真面目になったって」


「言葉だけで言われても、あんま説得力ないんだよな~」


「そっか…。ま、これからの俺を見てもらうしかないよな」


これからの虎ちゃんかぁ……。


ホントにマジメになるの?






「もう、校舎の窓ぶっ壊したりしない?」


「あ?あれは別に関係ねーじゃん」


「関係あるよ。乙葉は、乱暴なことは嫌いだから……」