次の日の朝。







……ん……。



「嵐、起きなさい!!あんたはホントにだらしないんだから。ちょっとは乙葉を見習いなさいよ!」


痛っ!!


あたしの頭を誰かが叩いた。


そして聞こえてくるのは、お母さんの声。


嵐が怒られてるのに、どうしてあたしが……。









ハッ!!


目を開けると、想像した恐怖が目の前にあった。


なぜだかあたしは今、嵐の部屋にいた。


そしてなぜかベッドで寝転がっている。