チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

カッコいい……。


って、あたしはなにを思ってるの!?


嵐以外の男の子をこんなに間近で見ることなんて、今までなかった。


中学から女子校だったし、男の子を知らな過ぎるせいで、そう見えるのかもしれない。


こんな金髪ヤンキーにときめくなんて、


あたし……どうかしてる。






あたしのおでこに触ろうとしてきたから、サッと後ろによけた。



「嵐~、風邪なんて冗談じゃないぜ~。今日がなんの日か、覚えてんの?」



大人っぽい顔つきなのに、目がなくなりそうなほどめいっぱい笑う。



そのかわいい笑顔に、あたしは釘づけ……。