チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「なんだ、弱っちぃな。こないだはめちゃくちゃ強かったけどな。……ま、いっか。観念しろよ」


頭上から、男の楽しそうな声が聞こえてくる。









「さ~て、どうやってかわいがってやろうか?」


「どうやってって……うわ、お前誰だよ!!」


「あれ~、俺のこと知らないのぉ?それは残念なお知らせだな」


……なになに?


ヤンキーが誰かと喋っている。


あたしはすぐに上を見上げた。