あたし、やっぱり勝手なことしたのかもしれない。


一番大切なのは、弥生ちゃんの気持ちだよね。


「弥生ちゃん…あたし、応援してる。頑張ろう」


「ありがとう、乙葉ちゃん」


こんどは感激したのか、弥生ちゃんはまた目に涙を溜めている。


あぁ…かわいいなぁ。


どうしてこの人は、なにからなにまで女の子らしいのか。


あたしには、到底マネできない。






「チェンジ」


虎ちゃんがあたしの側にやってきて、弥生ちゃんの肩を軽く小突いた。


そうされた弥生ちゃんは、虎ちゃんを見てハニかんでいる。


チェンジって……?