チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「相手見ろよなー。いつもの勢いでいったら、泣くに決まってんだろ」


いや、あたしがしたのは虎ちゃんが想像しているようなことじゃなくて。


だけど、それ以上にひどいことをしたのかもしれない。


少しずつ、罪悪感が大きくなってくる。





「なにもしてない……」


ホントのことを言うわけにもいかないし、とりあえずあたしはそう言っただけだった。


しばらくして、映画が始まるブザーが聞こえてくる。


その音と共に、虎ちゃんがおもむろに立ち上がった。


「嵐……謝りに行くぞ」


「え……」


「あんな大人しそうな子が、人前で泣くって相当だろ。今もまだ泣いてんじゃねーの?」