チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「遊び?んなことわかんねーじゃん。マジになるかも」


「虎ちゃんは、絶対にならないよ!!」


今までずっとチャラチャラした人生を送ってきた人が、なにを言ってるんだか。



「決めつけんなよなー。俺だって、人を好きになることぐらいあっから」



「え、虎ちゃんが?」



「驚きすぎ。お前なー……やっぱ今日は変だな。熱でもある?」



虎ちゃんはあたしのおでこに、大きな手をあてがう。








「やっ……」



飛び退きそうになったけど、グッと堪えた。


嵐なら、ここで逃げたりしないはず。