チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

仰向けになったあたしの頭上で、冷たく笑う虎ちゃん。


さっきあたしから奪ったバットを担ぎ、あたしの脇腹に軽く足の裏を押さえつけてきた。


「前から思ってたけどな……テメー、女みたいに、フニャフニャしてんじゃねーよ」


こっ……怖すぎる。


あたしボコボコにされちゃうんじゃ……!!





もはや、恐怖で微動だにできない


ビビりすぎて、あたしの顔は引きつってるかもしれない。


ベッドの上に転がったままの嵐は、虎ちゃんを止めるでもなくさっきの体勢のままジッとしている。


嵐っ、助けてくれないの!?