チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

そのままリビングに行こうとしたら、後ろから制服を弥生ちゃんに掴まれた。


「乙葉ちゃんは!?助けてあげないの?」


「いやー、だって。自業自得っつーか」


今、部屋で起こっているであろう出来事を想像しただけで、笑いが止まらない。


思わず口の端があがったら、突然頬に痛みがはしった。






弥生ちゃんに頬を打たれ、そのことにかなり驚いた。


あたしがなにか言おうとする前に、弥生ちゃんの泣き顔が目に入ってきた。


「ヒドい……乙葉ちゃんが…乙葉ちゃんがかわいそうだよ!!どうして知らん顔するの!?しかもこんなときに笑うなんて、最低だよ!!」