チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

「はぁ!?」


「今から、乙葉とイチャイチャしてくるから」


虎ちゃんは嵐を強引に自分の方へと引き寄せる。


ヤダ…もぉ、あたし止められない。







絶句していたら、今度は嵐が焦る番だった。


虎ちゃんは嵐をお姫様抱っこして、階段を駆け上っていった。


「わぁっ!!待てっ、ちょっとそれだけはっ!!」


嵐の地声が聞こえてくるけど、助けてあげる気にもならないよ。


ザマミロ!!


あたしを陥れようとした罰なんだから。