チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

『乙葉…今日だけ俺と入れ替わってよ』



『…はい?』



言われた意味がわからなくて、茫然としていると…嵐はあたしの制服を着はじめた。



『ちょっと、なにしてるの!?嵐っ』



『お前は向こう。俺の部屋行って、荻高の制服着ろよ?』



『は……はぁ!?』



頭おかしくなった!?って思ったけど、どうやら本気らしい。



嵐はいつの間にか用意していた黒髪ロングのウイッグをつけ、前髪を目にかかるようにまっすぐおろす。





ウソ……。



あたしだ……。