チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです

ちょっと、ちょっと嵐くん!!


どさくさに紛れて弥生ちゃんに抱きつくの、やめてくれる?


あたしは嵐の所へ走っていって、その体を掴んで引きずるように引っ張った。


「弥生ちゃんに、触るなよ…」


「ヤダ~、怒らないで?いいじゃん、サマになってる」


嵐はあたしだけにわかるように、こっそり囁くとニンマリと笑った。







「サマ……って、こうしなきゃやってらんなかった」


「満から、今日の合コンハズレだったな~っていうメールが来たぞ?お前、合コンに行ったんだ?」


「虎ちゃんに無理やり連れて行かれて…だいたい、アンタ何なの!?初対面の子にいきなりキスとかするんだ!?不潔っ、変態っ!!」


「うっせーよ。ヒマつぶしだろ」


「はぁっ!?」