狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

「あいつに謝られた。桃華にキスしたこと。だけど、まだ諦める気はないとかぬかしやがった」


「あはは……」


苦笑いを浮かべるあたしの頭をポンポンッと叩くと、星哉は柔らかい表情を浮かべた。


「桃華、ありがとな」


星哉にもらったありがとうという言葉が胸に響く。


最終的にはバレちゃったけど、バイト頑張ってよかったなぁ。


すると、しみじみとそんなことを考えているあたしを見つめる星哉の目が急に鋭くなった。