「……しょうがないなぁ。幼馴染じゃできないこと……してみよっか?」 「えっ!?それマジで!?」 微笑む瑞穂ちゃんを見て、ナオくんは満面の笑みを浮かべてガッツポーズした。 もしかしたら、二人が結ばれる日は……近いかも。 「……――お前らは勝手にやれよ。俺らもう行くからな」 星哉は呆れたようにそう言うと、あたしの手をつかみ指を絡めた。