狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

このまますべてを打ち明けてしまいたい衝動にかられた。


別れたいなんて言ったことは全部ウソ。


本当は今も星哉のことが好きで好きでたまらない。


だけど、あたし達が別れなければ、星哉が痛い目にあう。


だから、稲葉君の交換条件を飲むしかなかった。


ごめんね、星哉。


星哉を守るためにあたしができることは……


星哉と別れることだけしかなかったんだ……――。