あたしが星哉のことを目で追うように、星哉もあたしを目で追ってくれているなんて。 って、あれ?嘘でしょ……!? 「そ、そ、そ、それって本当に!?本当にあたしのことを目で追ってくれてるの!?」 「ちょっ……――。そんな興奮しないでよ!!」 「お願い!その話、詳しく教えて!!」 隣に座る沙希にそう詰め寄った時、 「……――危ない!!」 そんな声と同時に目の前に迫ってくるボールに気が付いた。