週明けの月曜日。 予想通り、学校に星哉の姿はなかった。 「ちょっ。どうしたのそれ!!」 教室に入るなり、あたしの異変に気付いた沙希が驚いて駆け寄ってきた。 夜通し泣いたせいか、目が腫れてひどい顔になっている。 「実はね……――」 正直、自分でもどうしたらいいのか分からなくなっていたあたしは、沙希に全ての事情を話した。 「そっかぁ……。そんなことがあったんだね……」