「あたし……星哉と話がしたいの。だから、お願い……――」
「俺は話したいことなんて何もない」
「今更こんな都合のいいこと言ったって星哉が簡単に許してくれるとは思ってないよ。だけど、あたし達が一緒に過ごした時間は……――」
「……――おい、ナオ!!」
「おー、星哉。どうした?」
タイミングよく裏手から出てきたナオくんはゆっくりとした足取りであたしたちのもとへやってきた。
そして、瑞穂ちゃんとあたしの姿に気付くなりポリポリときまずそうに頭をかいた。
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