星哉から電話がかかってきて、その電話の最中にヒロちゃんが大きな声で言った。 『……――おい、桃華。お前、電話長すぎだから』って。 幼なじみのヒロちゃんを女の子だって勘違いしていた星哉。 しかも、そのヒロちゃんにキスをされちゃって……。 何だか星哉に嘘をついているみたいな罪悪感を感じて、星哉のバイトするラーメン屋までやってきたのに。 誤解を解こうと思っていたはずなのに、話が思わぬ方向に進んでいる。