「えっ?彼氏……?」 「うん」 「桃華ちゃんの彼氏がこのお店にいるの……?」 「そうだけど……」 「でも、桃華ちゃんさっき……――」 瑞穂ちゃんがそう口にした時、店の明かりが消えて裏口から誰かが出てきた。