「お前……――」 「本当にごめんなさい!!」 「だから……――」 「うぅ……。ごめんなさいっ!!」 必死で何度も頭を下げるあたしを見て、周りから非難の声が上がる。 「狼谷君がキレてるらしいよ?」 「え~、ヤバくない?先生呼んでくる?」 「おいおい、何だよ。誰か助けてやれよ」 「無理だって。俺ら全員ボコられちゃうって~」 廊下に集まったやじ馬たちは好き勝手なことを口にしてワイワイと盛り上がっている。