『うん!!大丈夫だよ。何かあった?』
『いや、別に。バイト早上がりだったから』
『そっかぁ。お疲れ様!!まだお店?』
『あぁ』
『なんか、星哉から電話もらえるなんて嬉しいなっ!!』
『つーかお前、ピンクの手袋店に忘れていっただろ?』
『お店にあった!?ハァ……よかったぁ。あれ、愁太からもらった大切な手袋なんだ』
やっぱりお店に忘れてきちゃったんだ。
星哉と見知らぬ女の子が抱き合っている現場を見て、気が動転してしまい、手袋をお店にとりにいくことができなかったけれど、お店にあったならよかった。
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