「ハァ……。疲れたぁぁ~!!足が棒みたい!!」
「桃華は昔から体力ないもんな」
「そうそう。だけど、大きなミスしなくてよかったぁ」
「桃華は昔からドジだもんな」
「ヒロちゃん、さっきからひどいよぉ!!」
「だって、全部本当のことだろ?」
「もう!!ヒロちゃんの意地悪!!」
バイト初日を終えて工場の外に出ると、辺りはもう真っ暗だった。
ヒロちゃんに途中まで一緒に帰ろうと言われたから素直についてきたけど、一人で帰ればよかったかも!?
ムッとしながら取り出した携帯で星哉からの連絡がないか確認する。
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