「それにしても、狼谷があそこでバイトしてたなんてな。全然気が付かなかった」


「普段はバイクで出前の配達だし、あんまり店にいないんだってね」


「だよなぁ~。あいつが店にいたら、絶対に気付くもんなぁ。そうじゃなくても派手で目立つし」


「ふふっ……。そうだね」


星哉のことを考えただけで、なんだか笑いが漏れちゃう。


クリスマスイヴ、何をするんだろう。


もしかして……あたしに内緒で計画を立ててくれてたりするのかな?


今から楽しみで仕方ない!!