こんなに幸せすぎていいのかな……? 星哉と付き合い始めてからは幸せすぎて、ほんの少しだけ怖くなる。 この幸せを失ったら、どうなっちゃうのかなって。 「……――お~い、星哉!!そろそろ時間だぞ~!?」 遠くからナオ君の声が聞こえる。 「もう……戻らないとだよね?」 あと少しだけ。 あと少しだけ抱きしめていてほしいな。 そんな気持ちが伝わったのか、星哉はあたしの体に回す腕に力を込めた。